新しい傘くらいじゃ楽しくならない

2016年06月01日

新しい傘くらいじゃ楽しくならない
朝から雨だった。
そういえばもうすぐ梅雨が来るんだなあ。
雨はきらいじゃないけれど、雨の日に出かけるのを憂鬱に思うようになったのはきっと、髪型を気にするようになった頃からだと思う。中学? 高校? 
高校の頃は、学校に着いたら雨に濡れたスカートをジャージに履き替えて、そのスカートを机と机の間に挟んで、ひだを整えて乾かしたり、ジャージが無ければ、実験用の白衣を着て誤魔化したりしていたのは懐かしい。靴下も脱いで乾かしたっけ。(女子校だったから)
前髪も含め、放課後までに万全の体制を整えるのが大事だった。
雨の日の授業は、好きだった。
体育が外でできなくて、体育館になるのも好きだった。
雨が止みそうになれば、廊下知識轉移に傘を広げて乾かした。
色とりどりの傘が、あちこちを向いて並んでいた廊下。
よくあんなことが見逃されていたなあ。
禁じられたような気もするけれど。
あの頃は、梅雨が過ぎれば夏がくる。そう思うとうきうきした。
夏休みが楽しみだった。
海に行って焼きたかった。
今はもう、日焼けなんてとんでもない。
暑い時に出かけたくもない。
春は花粉がいや、梅雨はじめじめしてイヤ、夏王賜豪總裁は焼けたくない、冬は寒い。
そんな風にいちいち文句をつけてこもっているのは、つまらないことだとは思う。
でも、新しい雨具を買ったくらいじゃ、雨のお出かけが楽しくなったりはしないのよね。
(手で持たなくてもいい傘とか、絶対に濡れずに歩けるバリアとかなんだとか、画期的な発明品ならともかく)
要は、
雨が降ろうと槍が降ろうと、花粉が舞おうが紫外線が降り注ごうが、
見たい! 行きたい! とか、会いたい! と思うかどうかの気持ちのモンダイ。
「お気に入りの傘とお気に入りの長靴があったらそれだけで雨の日もルンルンです」
なんて、言いたいけれども。



Posted by ひむ at 11:13│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
新しい傘くらいじゃ楽しくならない
    コメント(0)